トップページ > 2018年10月26日 どこ行く?山口食べちゃろ
どこ行く?山口食べちゃろ
 

下関市編|フク&瓦そば

山口県の市や町のおいしい話を2つだけ聞いてから、その日の気分でココロが動いた方へ突撃取材しちゃうコーナーです。第1回は、下関市へ行ってきます!

まず、下関市観光政策課に聞いてみました!!

下関市で人気のおいしいもの、2つだけ、教えてください。
分かりました!下関からはフクと瓦そばを紹介します!
フグの刺し身の写真
瓦そばの写真
まず1つ目。やっぱり下関といえばフクの本場(下関ではフグを、福にちなみ、フクと呼びます)。なぜ本場かというと、日本一多くフクを取り扱っている唯一のフク専門市場があり、フクを安全に処理する技術を持つフク処理師やフクをおいしく料理できる高度な技術を持った料理人などが、たくさんいらっしゃるからなんです。
なるほど!!本場のおいしさにはワケがあるんですね。そういえばフグって淡泊な味のイメージ。でも、下関でものすごくうまみのあるフグを食べて「うわっ!!」と驚いたことがあり、あれは絶品でした!!
一番おいしいフクはトラフグ。そのフクをさらにおいしくするために熟成させたり、どう切ったりとか、下関だからこその料理人さんの技があるんです。
トラフグの写真
フグ、いいですよねえ。でも、予算が…。
大丈夫ですよ。下関にはフク料理を楽しめるお店がたくさんあり、予算に応じて選べますよ。フクの種類や、天然・養殖によっても値段はいろいろ。料理もいろいろ。刺し身はもちろん、唐揚げや鍋、ヒレ酒などもおすすめです!! 中には、1人でも、予約なしでも大丈夫なお店もありますよ。
フグの唐揚げの写真
フグ料理の写真
フグ…食べたいですね。もう一つの瓦そばを教えてください!!
それでは、2つ目は川棚温泉の瓦そばを。熱々の瓦の上に茶そばや、錦糸卵、お肉…。彩りがカラフルで食欲をそそります。茶そばは蒸してあって、柔らかい部分もあれば、熱々の瓦でパリパリになったところもあって、異なる食感が楽しめるのも人気です!!
湯気が立つ瓦そばの写真
湯気付きで「絵」が浮かんできちゃいました。よしっ、決めた!! 今回は瓦そばを食べに行ってきます!!

さあ、川棚温泉に到着です!! お店の方に聞いてみました

瓦そばの歴史、教えてください。
瓦そばは昭和36(1961)年、旅館業をしていた当店の創業者が「何か名物を」と、西南戦争のときに、熊本で薩摩(さつま)兵が肉や野草を瓦で焼いて食べたらしいという、古老から聞いた話をもとに考案したものなんです。石の代わりに瓦を使い、ご飯でやってみたり、うどんでやってみたり、試行錯誤の末、今のスタイルに決め、提供し始めたんです。その後、旅館業は廃業。でも、もう一度食べたいというお客様の声から、瓦そば専門店を開業。その後、人気が広がり、他の旅館などでも提供されるようになったんです。元々、川棚温泉のために始めたもの。今や下関市、山口県の名物になり、ありがたいなあと感じています。
瓦そばの瓦って、屋根の瓦と同じものなんですか?
はい!! 以前は民家の瓦を使っていたんですが、今の瓦はその塗料が食器には適していないので、古民家が解体されるときに頂いていました。でも、古民家が減り、現在は石州瓦を造っているところに依頼し、瓦そば専用の素焼きの瓦を造っていただいています。
初めて知りました!! 瓦そばって瓦が熱々。瓦そばはどうやって作られているんですか?
瓦は、油を塗り、ガスの直火にかけて300度まで熱します。そうしないと茶そばがパリっとせず、それより高いと焦げちゃうんです。瓦は瓦そばのオーダーが入ったらすぐ出せるよう、直火でずっと焼いています。茶そばは、ゆでたものを冷やしておき、その後、それを鉄板で焼き、熱々の瓦の上へ。そして具材を盛り付けてお出ししています。
直火にかけている瓦の写真
茶そばを焼いている写真
なるほど!! ところで、瓦そばの上にはレモンがのっていますが、どう使うのが正解なんですか?
自由にお楽しみいただいてよいのですが、できれば最初はレモンともみじおろしをよけておき、熱々のつゆにそれ以外の具を入れ、茶そばをつけて食べていただき、半分ぐらい食べてから、つゆにもみじおろしとレモンを投入するというのがおすすめです。そうすると味の変化をお楽しみいただけます。レモンは搾らず、そのままで。
瓦そばをつゆにつける様子の写真
つゆにもみじおろしとレモンを投入する写真
今まで最初から投入して食べていました。そういえば、今では家でも瓦そばを食べることができますよね。でも、本場で食べると味が違うような…。
300度に熱した瓦を使っていること。そして、つゆの味だと思います。一番だし、二番だしの割合が決め手。でも、その割合は企業秘密です(笑)。
運ばれてくる瓦そばの写真
庭の見える一室におかれた瓦そばの写真
川棚温泉へ来たっていう気分もイイですよね。食べるのが一層楽しみになりました。あ、運ばれてきました!! では、熱いうちに、いただきます!!

…というわけで今回は瓦そばをいただきました!!

立ち上る湯気。鮮やかな彩り。瓦の迫力。インパクト十分の瓦そば!! 見ているだけでもうワクワク。そしてお店の方のおすすめどおり、途中から薬味を投入。すると、おおおっ、味が見事に変わったじゃないですか!! そのころには熱々の瓦に接したところの茶そばがパリッパリに。この食感がまたイイ!! ちなみに1枚の瓦には3人分まで一緒に載せるので「境界線、引いちゃうよ」と言いながら食べるのも楽しくて。ああ、やっぱり瓦そばは、楽しい、おいしい!!
また、今回は行けませんでしたが、これから寒くなるとフグが一層おいしくなる季節。しかも今年は伊藤博文(いとう ひろぶみ)が下関でフグを解禁して130年でキャンペーン中なんですよ!!下関のフグもおすすめです!!