トップページ > 2019年1月25日 どこ行く?山口食べちゃろ
どこ行く?山口食べちゃろ
 

萩市編|萩の真ふぐ&むつみ豚

山口県の市や町のおいしい話を2つ聞いてから、その日の気分でココロが動いた方へ突撃取材しちゃうコーナーです。第4回は萩市へ行ってきます!

萩市役所の方に聞きました!!

萩市でおすすめの味、二つ教えてください!!
「萩の真ふぐ」と「むつみ豚」を紹介します。
萩の真ふぐの刺身の写真
むつみ豚のミルフィーユの写真
では、まず萩のブランド魚「萩の真ふぐ(マフグ)」から。フグといえば水揚げ量が多い下関が有名ですが、実は、萩はフグ延縄(はえなわ)漁の漁師さんが県内で最も多く、フグ漁が盛んなところなんですよ。フグのおいしい時季は種類によって異なり、最も有名なトラフグは12月から2月ごろ。マフグは2月から4月ごろで、ちょうどこれからがおいしい時季になります。
ちり鍋の具材の写真
萩の真ふぐの写真
トラフグは“冬の味覚の王者”。それに対して、萩では萩の真ふぐを「フグの女王」と呼んでPRに力を入れておられますね。
はい! マフグはトラフグと比べると手ごろな価格でいただけるのが一番の魅力。しかも萩の真ふぐは養殖魚ではなく、萩産の天然魚であることも魅力です。それに以前から萩の漁師さんたちは「料理法によっては、マフグはトラフグに勝るとも劣らない」と言ってこられたほど。萩の真ふぐのおいしさをもっと知っていただきたいと思い、PRしてきたんです。
「料理法によっては、マフグはトラフグに勝るとも劣らない」って、どういうことですか?
マフグはトラフグより身が少し柔らかいんです。でも、熟成させたり、熱を加えたりするとうまみ成分が増します。というのも、熱を加えるとうまみ成分が分解され、熟成と同じような状態になるんです。なので、マフグは刺し身よりも、叩きとかしゃぶしゃぶなど、熱を通した方がおいしいと個人的には思います。そういえば市内のある日本料理店も「しゃぶしゃぶがオススメ」と言っていましたね。甘みが引き立ち、プリップリの食感でありながら、歯切れもいい。ぜひ萩に来て楽しんでいただきたいです!!
そうなんですね! 熱を通した方がおいしいといえば、確かに以前食べたマフグの叩き、とってもおいしかったです!! 他にどんな料理で食べられますか?
から揚げや、ちり鍋など。オスにしかない、貴重で高価な白子は、焼いて酢じょうゆで食べたり、みそで焼いたり。クリーミーで濃厚です!!
萩の真ふぐの貴重で高価な白子の写真
萩の真ふぐの叩きの写真
うーん、食べてみたいです!! もう一つの「むつみ豚」について教えてください。
むつみ豚は自然豊かな萩市むつみ地域の特産品で、萩ブランドの一つです。若い生産者さんが、のこくずを利用した広々とした“のこくず豚舎”で健康な豚を育てておられます。むつみ豚のお肉は、市内で有名な精肉専門店でも扱っておられ、近年、とても評判なんですよ。その料理は、市内各地の料理店などで提供され、地元のむつみ地域でも、女性の皆さんで結成された企業組合「むつみ・キッチンばぁーば」の農家レストランで提供されています。特に「むつみ豚のミルフィーユ」が大人気だそうですよ!!
今回も迷いますねえ。でも、マフグの漁獲や旬は2月から。残念ながら取材にはちょっと早いですし…。「むつみ豚のミルフィーユ」というネーミングにココロ引かれて、むつみ地域へ行ってきます!!

さあ、むつみ地域に到着です!!農家レストランで聞いてみました!!

むつみ豚って、むつみ地域の特産品だそうですね?
はい。乾燥させたパン粉などを加えた自家製の配合飼料で、むつみ豚を育てておられます。甘みの強い、霜降りの入ったお肉は、県内外で評判が高まっているんですよ。
こちらの農家レストランで人気の「むつみ豚のミルフィーユ」。どうやって生まれたんですか?
私たちは平成24(2012)年から高齢者の方などへ配食するお弁当作りを始め、いずれは農家レストランや地元の農産物等直売所も…、という夢があったんです。その農家レストランなどが市の事業として整備され、運営を任されることになり、平成26(2014)年3月にオープンしました。オープンに先立ち、そのメニュー開発に当たって、できる限り地域の食材を使おうと考え、むつみ豚を用いることにしたんです。
むつみ豚のミルフィーユ。どんなものですか?
スライスした豚肉に、チーズやシソの葉を重ねて層にして、パン粉を付けて揚げたものです。どのくらいの厚みの豚肉が一番おいしいか、チーズの量はどのくらいがいいかなど、柔らかくて、くどくない味を求めて、試行錯誤を繰り返して完成させました。衣には普通、小麦粉を付けて卵液、パン粉を付けますが、サクサク感を出すため、余分な油を吸わないように小麦粉ではなく、酒米の米粉を使用しているんですよ! どうぞ熱いうちに食べてください!
チーズがとろけるむつみ豚のミルフィーユの写真
屋外のむつみ豚のミルフィーユの写真

…というわけで今回はむつみ豚のミルフィーユをいただきました!!

口に入れると、サクサクの香ばしい衣の中からとろけるチーズ。お肉は層にして重ねてあるからか、ふわっとほどけるように柔らかく、豊かなおいしさが口の中に広がって…、何なんでしょう、この幸福感!!むつみ豚のミルフィーユ。うわさ通りのおいしさでした!!農家レストランの前、伏馬山(ふすまやま)の麓の緑も心地よく、春には菜の花畑、夏には「ひまわりロード」が辺り一面に広がるんだそうです(夏に開園される「むつみ昆虫王国」の入り口にあります)。むつみ地域には今話題の“猫寺”雲林寺の他、興味深い史跡も各所に。熱々のむつみ豚の料理を食べにぜひドライブを!!
もちろん、これからが旬の「萩の真ふぐ」もオススメです!!3月10日(日曜日)には、山口県漁協萩地方卸売市場で「萩の真ふぐまつり」が開催されます。ぜひどうぞ!!