トップページ > 2019年5月24日 やまぐち住んで民?
やまぐち住んで民?

移住経験者に聞きました

移住された方に、移住のきっかけや、やまぐち暮らしの良さを語っていただくコーナーです。
上関町に移住され、道の駅に勤務されている山口直樹(やまぐち なおき)さん。前編で、上関はとても暮らしやすいと語っていただいた山口さんに、地域に溶け込む秘訣(ひけつ)や今後の夢などを伺いました。

-素直に相手の好意を受け取ることが大切-
上関町|山口直樹さん 後編

山口直樹さんの写真

現在の暮らしに慣れるまでに苦労はありましたか?

年上の人には敬語で話すものと思っていたのですが、誰からもフレンドリーに話しかけられるので、最初は戸惑いを覚えました。60歳までは若者という感じで、世代間の壁がありません。仲良くなっていくうちに、年齢に関係なくフランクに話した方が、いろいろなことがスムーズに運ぶなと感じて、それまでの概念を捨てることにしました(笑)。それと、しょうゆが甘く、料理の味付けがどれも甘めになることにも驚きました。実家から、それほど距離が離れていないのに、県内でこんなにも味が違うものなのかと…。でも、今ではすっかり慣れて、おいしく感じられるようになりましたね。

地域に溶け込むために、意識されたことはありますか?

消防団などの地域の役割を引き受けるようにしたり、地域の行事に積極的に参加したりするように心掛けました。地域のさまざまな活動に関わることで、顔見知りが自然に増え、地域の情報が入ってくるようになり、とても暮らしやすくなりましたね。移住する前に比べて、随分と社交的な性格になったように思います。仕事でもプライベートでも人と接する機会が増えたことで、人見知りすることがなくなりました(笑)。
同僚と談笑する山口直樹さんの写真

上関の魅力はどんなところだと思われますか?

違う世代の人とでも同級生のように気軽に話せるところです。おかげで、年配の漁師さんからは、魚の調理の仕方やおいしい食べ方など、いろいろな知恵を教えてもらっています。その他には、新鮮な野菜や魚、カキやウニといった高級な食材も安く手に入ることも魅力の一つだと思います。

移住を考えている方へ、何かアドバイスはありますか?

田舎暮らしをしていると、お裾分けをいただいくことがよくあります。そのときは、遠慮をせずに素直に相手の好意を受け取ることが大切だと思います。実は以前、近所の方に草を刈ってもらったお礼に品物を渡そうとしたことがあるのですが、「気を遣うのなら、もうせんよ」と言われたことがありました。あまり気を遣いすぎないことが、より早く地域に溶け込める秘訣(ひけつ)だと思います。
インタビューを受ける山口直樹さんの写真

最後に、これからの夢をお聞かせください。

地域を盛り上げるお手伝いをしていきたいなと考えています。海上交通の要衝として栄えた上関には、かつての商家が建ち並んでいた歴史ある美しい町並みが数多く残っています。こうした眠っている地域資源をまちづくりや観光に生かして、まちをもっと活性化できればと思います。その一つのアイデアとして、空き家を活用した、地域内外の人が気軽に集まれるような場所を作りたいなと考えています。そこから交流が広がれば、さらに良い循環が生まれる可能性は十分にあると思っています。

山口直樹さんのプロフィール写真

山口直樹さん

やまぐち なおき / 上関町室津在住 一般財団法人なごみ職員

37歳。山口県周南市出身。高校を卒業後、福岡の専門学校に進学し、歯科技工士となる。3年後に帰郷。下松市の工場に勤務。7年後、結婚を機に上関へ移住。道の駅「上関海峡」を運営する一般財団法人なごみの職員となる。現在は、同施設のレストランの調理員として勤務。