トップページ > 2019年9月27日 やまぐち住んで民?
やまぐち住んで民?

やまぐち暮らしのすすめ

移住された方の体験談を通して、やまぐち暮らしの良さをお伝えするコーナーです。 出身地である岩国市にUターンし、クラフトビール醸造所 ARCH BREWERY(アーチ ブルワリー)を立ち上げた柳昌宏(やなぎ まさひろ)さん。なぜクラフトビールだったのか、どのような苦労があったのかなど、7月20日に東京で開催された「やまぐちYY!ターンカレッジ(※1)」で行われたトークセッションを通じ、リアルな声を伺いました。

―クラフトビール造りを通して岩国を魅力的な町に!―
ARCH BREWERY 柳昌宏さん

柳昌宏さんの写真

生まれ育ったまちに貢献したい

岩国市出身の柳さんは、高校卒業後神戸の大学に進学しましたが、父親が病気になり、卒業を機に家業を継ごうとUターンを決断。2人ならもっと心強いと、大阪に進学していた2歳年下の弟・昌仁(まさひと)さんにも声を掛け、卒業後にUターンしてもらい、2人で家業を営んでいました。
4年ほどで家業の経営にある程度見通しがつき、昌仁さんと、家業や自分たちの将来について語り合う中、生まれ育った岩国市に何か貢献したいとの思いが芽生えます。
「岩国には大学や専門学校がない。だから若い人の多くは外に出て帰ってこない。もっと刺激的で面白いまちにすれば、戻ってきてもらえるんじゃないか」。2人はそういう結論に至り、何が面白いかと試行錯誤する中、柳さんはある雑誌を手にします。まちの再生を特集していたその雑誌にあった、まちづくりのカギは「今あるものを活かすこと」とのコトバに、「これだ!」と思った2人は、早速自分たちのまち、岩国を見つめ直しました。
トークセッションの様子の写真

やまぐちで創業

「岩国には錦帯橋があり、有名な酒蔵があり、米軍基地(アメリカ文化)がある。これらを組み合わせて何かできないか・・・・・・」。また、アメリカがルーツとされるクラフトビールが、日本でも注目を集め始めていたことから、「お酒×アメリカ文化」=「クラフトビール!」というアイデアにたどり着いたのです。
自分たちの手でクラフトビールを造ろう!と決意してからまず行ったのが、徹底的な情報収集。世界中のビールを試飲したほか、市場や業界のことをとことん調べ上げ、四国や関東にある、クラフトビールの製造会社にも訪問。兄弟の熱心な姿に、苦労したこと、気を付けるべきこと、お金のことなど、皆さん快く教えてくれました。
2017年3月からは、島根県にある醸造所に弟子入りし、最初の1カ月間はホテル住まいをしながら、ビール造りをみっちり学びました。その後は岩国から通いながら学び、資金集めなど開業準備もスタートしました。
トークセッションでの柳昌宏さんの写真
ビールの製造に必要な窯は、3日かけてDIY。その後ビール製造の免許取得に奔走。審査が通るまで実に4カ月、ほぼ休みなく働き続け、「何度やらなければよかったと思ったか(笑)」と当時を懐かしそうに振り返る柳さん。
数々の苦労を経て、2018年3月、ようやく想いが結実し、製造免許を取得。お酒とアメリカ文化の懸け橋となれるよう、また、地元に愛される会社になれるよう、地元の名所 錦帯橋をイメージし、ARCH BREWERYというポップな企業名にしました。自分たちで醸造所を造り上げた経験は、大きな財産になったと語る柳さん。「岩国の新しい文化として認知されるよう、これからは販売にも力を入れていきたい!」と意気込みます。
会場でのクラフトビール試飲会の様子の写真
柳昌宏さんが造ったクラフトビールの写真

※1やまぐちYY(わいわい)!ターンカレッジ本文※1へ戻る

山口県の暮らしと仕事の魅力を学ぶ「やまぐちYY!ターンカレッジ」。
今後も、「子育て」、「まちづくり」など、さまざまなテーマを設定し、東京で開催します。
山口県にUJIターンをして活躍しているゲストのトークセッションを通じ、山口県の“地域の今”をお伝えします!
イベントの詳細や申し込み方法など、詳しくは山口県YY!ターン(UJIターン)支援サイト「住んでみぃね!ぶちええ山口」のページをご覧ください。

柳昌宏さんのプロフィール写真

柳昌宏さん

岩国市出身。2012年県外の大学を卒業後、家業を手伝うためにUターン。2017年、日々の生活に娯楽が少ないと感じ、「それなら自分たちで何か面白いことをやろう!新しい文化を岩国につくろう!」と、弟の昌仁(まさひと)さんと意気投合し、クラフトビール醸造所 ARCH BREWERY(アーチ ブルワリー)をスタート。「守る伝統はないので、型にとらわれることなく、新しいことにチャレンジしていきたい」