トップページ > 2019年10月25日 どこ行く?山口食べちゃろ
どこ行く?山口食べちゃろ
 

周南市編 ジェラート&鹿野高原豚

山口県の市や町のおいしい話を二つ聞いてから、その日の気分でココロが動いた方へ突撃取材しちゃうコーナーです。第13回は周南市へ行ってきます!

周南市役所の方に聞きました!!

周南市でおすすめの味、二つ教えてください!!
「ジェラート」と「鹿野高原豚(かのこうげんとん)」です。
ジェラートの写真
鹿野高原豚を使った料理の写真
まず、ジェラートから紹介しましょう。周南市和田米光(よねみつ)地区にある牧場で毎朝搾られる新鮮な牛乳を使った、ジェラート専門店が作るジェラートで、甘くて、さっぱりした味が特長です。ジェラートの種類は、ミルクをはじめ、和田地区で栽培されている「高瀬茶」を使ったものや、県内産の旬のおいしいフルーツや野菜を使ったものなど。地産地消のジェラートが人気です!!
 
地産地消のジェラート?! とっても魅力的ですね!! そのお店はどんなところにあるんですか?
周南市の中心市街地である銀座通りの商店街にあります。オーナーさんは、和田地区にある牧場で生まれ育った方で、北海道とイタリアで勉強され、ジェラートの魅力を日本でも広めたいと、お店を始められたそうです。本場イタリアのジェラートにも引けを取らないおいしさに加え、県内の食材を中心に使われているので、新鮮さや安心安全の面からも人気です。
手のひらに載せたジェラートの写真
カップに入ったジェラートの写真
うーん、食べたくなりますね(笑)。もう一つの「鹿野高原豚」について教えてください。
肉質の歯触りと、スッキリとした脂身の甘さが特徴のブランド豚です。自然豊かな周南市鹿野地区で、養豚やハム・ソーセージなどを自社製造されている農場が生産・販売しています。妥協のない徹底した管理方法で“安心・安全・おいしい”を実現されています。周南市が平成30年度に行った「しゅうなんブランド総選挙」で第1位となり、「しゅうなんブランド 極(きわみ)」の称号を授かった唯一の商品です!!
鹿野高原豚のハム・ベーコンの写真
鹿野高原豚のベーコンを焼いている様子の写真
しゅうなんブランド総選挙第1位?! それは食欲を大いにそそられますね。鹿野高原豚を使った料理はどんなところで食べられますか?
道の駅「ソレーネ周南」にある野菜ソムリエさんが作る“地産地消レストラン”や、市内の飲食店で食べることができます。ちなみに、ソレーネ周南は国道2号沿い、山陽自動車道徳山西ICから600メートルの場所に平成26年にオープン。「ソレーネ」という名前は、山口弁の「それ、ええね」から名付けられました。地産地消の拠点施設でもあり、レストランでは、鹿野高原豚をはじめ、フグ、タコ、野菜など、季節の地元食材をふんだんに使った料理を提供しています。また、ソレーネ周南には鹿野高原豚の農場の直営店もあります。鹿野高原豚について、詳しくはそのお店に聞いてみてください。

農場直営店の方に鹿野高原豚について聞きました!!

しゅうなんブランド総選挙第1位、おめでとうございます!
ありがとうございます!!国内の養豚は、3種類の豚を掛け合わせた「三元豚(さんげんとん)」が主流ですが、鹿野高原豚は、4系統の豚を掛け合わせた「四元豚」、通称ハイポー豚(ハイブリッドポークの略)です。1頭1頭の肉質にばらつきがなく、柔らかく、臭みがなくておいしいという評価をいただいています!!
飼育において、こだわっていることはなんですか?
例えば飼料です。今、お米(飼料用米)を配合した飼料で育てる豚が全国的に増えていますが、それは出荷前の限られた期間のみというのが一般的です。でも、当社では、離乳直後から麦と米をふんだんに配合した飼料で育てているので、肉質がきめ細やかで、脂に甘味が出るんです。また、飼育方法にもこだわりがあり、豚にストレスを極力与えないように育てています。子豚は、母豚の乳で育った後は母豚と離して育てるんですが、兄弟ごとのグループで飼育することで豚同士が争う事を防ぐなど、豚にとって少しでも良い環境を作り出すことに努めています。
なるほど!! おいしさには理由があるんですね!! ジェラートも気になったんですが、今回は、鹿野高原豚の料理を食べに道の駅の地産地消レストランに行ってきます!!

さあ、地産地消レストランに到着です!! 野菜ソムリエさんに聞きました!!

メニューを見ると、鹿野高原豚を使った料理、いろいろあるんですね!! 何がおススメですか?
リピーターも多い人気ナンバーワンは、「鹿野高原豚みそカツ丼セット」です。実は当店、麦みそにこだわっていまして…。麦みそって九州が主ですが、実は山口県も麦みそを好む“麦みそ文化圏”。そこで当店では、市内にある調味料製造会社が造る麦みそを使って、いろんな料理を作っているんです。また、今のおススメは新メニュー「周南美腸定食」です!!
周南美腸定食?! 女性が大いに気になるネーミングです(笑)。どんな料理ですか?
周南市では、以前から国立研究開発法人の研究所などと協力して腸内細菌研究を行っていて、今年からソレーネ周南や新南陽商工会議所などとも連携した取り組みがスタート。その一環で、研究所の指導を仰ぎながら、腸内健康を良くするメニューとして作ったのが周南美腸定食なんです。発酵食品のヨーグルトや麦みそを使った鹿野高原豚のヨーグルトみそ焼きをはじめ、地元野菜の小鉢、高瀬こんにゃくなどがセットになった定食です。今年の9月から始めたのですが、おかげさまで好評です!! もう一つ、おススメを挙げるなら、「鉄鍋トマトみそハンバーグ定食」!! ハンバーグは、鹿野高原豚のミンチ100%。それにオリジナルのトマトみそソースをかけ、鉄の小鍋でグツグツ煮込み、熱々のものを食べていただきます。よかったらぜひ食べてみてください!
周南美腸定食の写真
鉄鍋トマトみそハンバーグ定食の写真

…というわけで今回は、鹿野高原豚を使った周南美腸定食と鉄鍋トマトみそハンバーグ定食をいただきました!!

いやあ、おいしかった!! まず、周南美腸定食。鹿野高原豚、とっても柔らかかったです!! かめばかむほど、麦みそやヨーグルトだけの甘さじゃない、お肉の甘さが口の中に広がるように感じられてニンマリ!! 「そもそも鹿野高原豚自体に、うま味があるんです」と野菜ソムリエさん。なるほど、やっぱり主役の食材って大事ですね。さすが、しゅうなんブランド総選挙第1位の鹿野高原豚です。
「鉄鍋トマトみそハンバーグ定食」は、ボリュームたっぷり!! 豚肉ミンチのジューシーなうま味を堪能しました。トマトと麦みそのソースもベストマッチ。全く違和感なく、主役のおいしさを優しく引き出してくれる感じで、麦みそって、いろんな料理に合うんだ!! と意外な発見でした。野菜は、ソレーネ周南に地元農家の皆さんが出荷したものを使っていて、毎朝、野菜たちの顔を見て、今日は何を使おうかな…と決めているそうです。目に浮かびますよね。お米はおいしさに定評がある周南市の鹿野地区や湯野地区のお米を使用。しかも今は新米の季節。ご飯もおいしかった!! 本当にごちそうさまでした!!
ところでやっぱり気になるジェラート。行ってきちゃいました!! オーナーさんは大学時代、ジェラートのおいしさに感動。いつかジェラート専門店を…という夢が生まれ、あるときこう思ったそうです。「ジェラートって寿司に似ている。寿司の“シャリ”はジェラートでいえばミルク。“ネタ”は野菜やフルーツ。どちらも新鮮であるべき。探求する意義がある」と。そんな職人気質のオーナーさんが作るジェラートのシャリは、牧場直送の新鮮なミルクを使って、低温で時間をかけて殺菌するからこその優しい甘さが、数ある特長の中でも一番の強み。ネタには、生産者がこだわって作っているものを使いたいと、市内で栽培されているパッションフルーツやリンゴ、メロンの仲間で今や生産されることが珍しくなったマクワウリなども使用。マクワウリは、ジェラートにすると生のままより、さらにはメロンよりおいしくなるそうで、店頭に無かった日、小さな子に「今日、無いの?」と泣かれてグッときたとか。さて、私もいくつか味わってみました。高瀬茶と抹茶を使ったジェラートは、ほのかな苦みが心地良く、甘すぎず、後味がとっても爽やか。そして、桃のソルベ。舌の上で転がしながら、とろけていく、華やかで重量感ある芳醇(ほうじゅん)な味を堪能しました。秋はアップルミルクやサツマイモ、ホワイトチョコなどが登場予定だそうです。いやあ、おいしいってホント幸せ!! 鹿野高原豚もジェラートも、たくさんの人の思いを感じるストーリーがありました。皆さんもぜひ周南市へ!!