トップページ > 2020年3月27日 どこ行く?山口食べちゃろ
どこ行く?山口食べちゃろ
 

上関町編 上関産車海老きなこ風だんご&鯛のごまだし茶漬け

山口県の市や町のおいしい話を二つ聞いてから、その日の気分でココロが動いた方へ突撃取材しちゃうコーナーです。第18回は上関町へ行ってきます!

上関町役場の方に聞きました!!

上関町でおすすめの食べ物、二つ教えてください!!
「上関産車海老きなこ風だんご」と「鯛のごまだし茶漬け」です。
上関産車海老きなこ風だんごの写真
鯛のごまだし茶漬けの写真
まず、上関産車海老きなこ風だんごからご紹介します。海の町・上関町の特産品として人気のクルマエビを使った一品で、クルマエビの殻を粉末状にし、それをきなこ風にお団子にまぶしたものです。
“クルマエビの殻を粉末状にし、きなこ風に…”?! 初めて聞きました。上関町のクルマエビといえば、毎年秋に開催される「愛・ランドフェア」で販売されると大行列ができるほど人気だそうですね。
はい! クルマエビは、町内にある栽培漁業センターで育てています。ストレスを与えないように環境と質のいい餌にこだわって育てていることから、甘みがあって、身もプリプリなんです!! 上関町の特産品としてとても人気があり、活(い)きたままをお届けするため、贈答用をはじめ、上関町のふるさと納税の返礼品としても大好評。リピーターも多い自慢の一品です!
上関海峡風景の写真
クルマエビの写真
その自慢のクルマエビの殻を使うっていうのはユニークな発想ですね!! もう一つのおススメ、鯛のごまだし茶漬けについて教えてください。
上関で漁獲された新鮮なタイを使ったお茶漬けです。一番のポイントは、タイのアラを長時間煮込んで作っただしを使っているところ! タイのだしとゴマがよく合い、サラっと食べられます。
鯛のごまだし茶漬けにだしを注いでいる様子の写真
鯛のごまだし茶漬けのタイを箸でつまんでいる様子の写真
これも初めて聞く一品です!! どういうところでいただけるのですか?
二つの料理とも「上関海峡温泉 鳩子(はとこ)の湯」のレストランで、4月から提供される予定の新メニューです。そのレストランは「技能五輪全国大会」西洋料理部門で金賞受賞の料理長が腕を振るう店。上関の海産物などを使ったオリジナルメニューを味わえます。また、上関海峡温泉鳩子の湯は、地下1,000メートルからくみ上げた天然温泉を「石の風呂」と「木の風呂」へ巡らせている温泉です。紅湯(あかゆ)(※1)の露天風呂、白湯(しらゆ)(※2)、季節湯のほか、テレビ付きサウナもあり、家族風呂も人気。露天風呂からは上関海峡を一望できます。
紅湯(あかゆ)の露天風呂の写真
上関海峡温泉 鳩子(はとこ)の湯の写真
ん?! 4月からの新メニュー…?! とにかく、まずは詳しいことを聞きに行ってきましょう!!

さあ、上関海峡温泉 鳩子の湯に到着です!! レストランの料理長に聞きました!!

「上関産車海老きなこ風だんご」と「鯛のごまだし茶漬け」、新メニューとして登場するそうですね?
はい。私が得意なフレンチなどもぜひ気軽に食べていただきたいと思い、これまでの人気メニューを残しつつ、4月からメニューを一新することにしたんです。中でもこの二つは、上関町産100%のものを使って新たに考案したオリジナル料理なんです。
上関町産100%とは、上関町自慢の海の幸、クルマエビとタイのことですね。上関産車海老きなこ風だんご。どんな味なんですか?
エビの味がしっかりして、とてもおいしく、よそにない味だと思います!! 白玉粉で作ったお団子の上にかけたクルマエビの殻の粉末は、キレイなオレンジ色。4月以降、要予約でご提供の予定です。
キレイなオレンジ色の上関産車海老きなこ風だんごの写真
上から見た上関産車海老きなこ風だんごの写真
ということは、今日は食べられないわけですね。うーん、残念…。もう一つの鯛のごまだし茶漬けは、どうやって生まれた料理なんですか?
まず、上関で人気の高いタイを使った新しい料理を作ろうと考えました。特に、通常は捨ててしまいがちなタイの骨を有効に活用し、骨のうま味を最大限活用できるタイのだしを使ったおいしい料理を作ろう、と。完成するまでの間、特に苦労したのは、だしに雑味や臭みが出ることでした。何回も試行錯誤を重ね、たどり着いたのが、骨を香ばしく焦げるまで焼き上げること。そうすることで余分な脂とタイ特有の生臭さを全て抜ききることができたんです。焼き上げたタイの骨は、昆布と一緒に、塩だけの味付けで、煮込むこと8時間。塩だけの味付けにしたのは、うま味を十分に引き出したタイのだしをシンプルに食していただきたかったから。そういうわけで無駄な味付けを省いたんです。
ということは、お酒なども使っていないわけですね。何回も試行錯誤を重ねた末に誕生したオリジナル料理、鯛のごまだし茶漬け。いやあ、これはもう、ぜひとも食べてみたいんですが…。
焼きのりと青じそが載った鯛のごまだし茶漬けの写真
鯛のごまだし茶漬けと漬物の写真

…というわけで今回は鯛のごまだし茶漬けをいただきました!!

取材は3月だったんですが、特別にいただくことができました!!(拍手)。上にふんわり乗っているのは、焼きのりと青のり?…と思いきや、繊細に千切りされた青じそ! タイの切り身を一枚口に入れると、プリッと新鮮な歯応え…。脂が乗ったタイのうま味、香ばしいゴマと焼きのり、青じその爽やかな風味がぴったりで、まあ、なんとおいしかったこと!! 「こんな食べ方、あったんですね!」と思わず目をパッチリ開いて料理長を見つめてしまいました。ところで“茶漬け”というネーミングながら、実はお茶は不使用。でも、お茶のようにサラサラなんです。本来は脂っぽいタイのだしが、サラサラって、スゴイ。8時間も煮込むなど、手間を惜しまぬ料理に頭が下がります。ワサビも添えられていて、最初は溶かさず、途中から溶かしていただいてみると、その瞬間から味がピリッ。その変化もイイじゃないですか!! 新たなおいしさに出会えた、鯛のごまだし茶漬けでした!!
ところで、このレストランは温泉を利用しない方も気軽に利用できます。料理を楽しみに県外からのリピーターさんも多いとか。大輪のバラのように盛り付けられた高森牛のローストビーフを特製の2種類のソースでいただく高森牛花盛丼や、自家製デミグラスソースを使った高森牛ほほ肉のワイン煮込みなどが人気。春から登場予定のカジュアルな御膳、「海辺のフレンチ」にも注目。ご予約で宴会やフレンチのコースもできるとのことです。技能五輪金賞受賞の若い料理長こだわりの料理、おススメです!!
上関は、かつて海の道を往来した旅人たちが風待ち・潮待ちで時を過ごした重要な港町。村上水軍や吉田松陰(よしだ しょういん)、高杉晋作(たかすぎ しんさく)など、さまざまな歴史上の人物、志あふれた若者たちの足跡が残ります。上関の海を眺めながら、上関自慢の幸をぜひどうぞ! (※ご紹介した新メニューの提供開始時期などについては、上関海峡温泉 鳩子の海にご確認ください。)
  1. 源泉(ナトリウム-塩化物冷鉱和泉)を使った露天風呂。源泉は空気に触れると色が変わることから「紅湯」と名付けられている。 本文※1へ戻る
  2. 紅湯に含まれる鉄分とマンガンを取り除いた、透明な温泉。 本文※2へ戻る