トップページ > 2020年6月26日 食レポ!!やまぐち
食レポ!!やまぐち

長門湯本温泉編 恩湯食

山口県の各地域の新しい食、気になる食をレポート!! 第1回は長門湯本温泉編です。長門湯本温泉は室町時代からの歴史ある温泉郷。今春、立ち寄り湯「恩湯(おんとう)」がリニューアルされたほか、新しい温泉旅館や、恩湯の飲食棟「恩湯食」もオープン。地域の皆さんによるまちづくりも進み、注目度をグングン増しています。胃袋の準備もOK! さぁ、恩湯食へ行ってきます!!
取材をするきらりんのイラスト
恩湯の写真

音信川(おとずれがわ)のほとりに立つ、リニューアルされた恩湯

恩湯と恩湯食の写真

恩湯の向こうに見えるのが恩湯食です

長門市名産の鶏や豆腐などを用いたオリジナルメニュー。ヘルシーそうで、気になるものばかりです!! どのようにして誕生したんですか?
恩湯食は、恩湯あってこそ。なので、メニューは、恩湯に来られたお客さまに、恩湯の湧き続ける浄(きよ)らかなお湯のように、食を通して、恩湯の浄らかさをお届けしようと考案したものです。
恩湯。今入ってきたんですよ! 肌がしっとりする、いいお湯ですね!! 湯船から、しめ縄をはった泉源が見えて、確かに“浄らかさ”みたいなものを感じました。恩湯食の一番のおススメは?
長門鶏飯(けいはん)セットです。ご飯の上に、酒蒸しにした地元産の長州どりや、地元産野菜などで作ったフレッシュサラダを載せたものに、ドレッシングをかけて召し上がっていただきます。ご飯には、長州どりを酒蒸しにした際の鶏だしをあえていて、長州どりのうま味を存分に味わえます。また、皮付きのままからりと揚げたフライドポテトもおススメです。
長門市といえば、養鶏。“やきとりのまち”としても有名ですもんね!! では、おススメの長門鶏飯(けいはん)セットとフライドポテト。お願いします!!
長門鶏飯セットの写真

旬の地元産野菜などがたっぷり。ヘルシー感満載!!

旬の地元野菜などがたっぷりの長門鶏飯セットの写真

山口県が開発したオリジナル地鶏「黒かしわ」のスープも!!

(料理、到着!!) わぁ、フレッシュ感たっぷり。しかもオシャレですね! 早速いただきます。(モグモグ…)えっ、ドレッシングって、ご飯にもサラダにも合うんですね!! びっくりです!! 鶏肉はふっくらしていてジューシー!! サラダはみずみずしくてシャキシャキ。ご飯が進みます!! それにしてもこういう料理、初めて。新しい感覚ですね!!
ありがとうございます!! 長州どりはハーブ飼料で育てられているので臭みがなく、柔らかいのが特長です。黒かしわのスープは、山口県産の地鶏である長州黒かしわと野菜を一緒に、3時間から4時間煮込んで作っています。食材そのもののうま味を引き出す味付けを心掛けているんです。
そして黄金色のフライドポテトも、お、お、おいしい!!
フライドポテトの写真

外はカリカリ、中はホックホク!! 塩は地元産の天然塩を使用

恩湯食のスタッフの皆さんの写真

恩湯食のスタッフの皆さん

ふかしたての熱々のお芋を手で割り、それをじっくり揚げて作っているんです。スタッフみんなの自信作です。デザートは甘酒蒸餅(ちょんぴん)と、杏仁豆花(あんにんとうふぁ)。どちらもおススメです。
うーん、どちらも食べてみたいなあ…。ええいっ、ここはどちらもお願いします!! (デザート、到着!!) うわあ、おいしそう!! ん? 銀色のお皿の上に、純白のプルンプルン。これが杏仁豆花ですか?
甘酒蒸餅と杏仁豆花の写真

左が甘酒蒸餅。右が杏仁豆花

甘酒蒸餅の写真

見て!! このフワフワ感!! 長門ゆずきちの果汁入りです

はい。濃厚な豆乳を使って、台湾で人気のデザートである豆花にして、上から杏仁シロップをかけたオリジナルデザートです。甘酒蒸餅は、地元特産「長門ゆずきち」(香酸かんきつ)の果汁入りの甘酒を使った蒸しパン。せいろでフワフワに蒸しあげています。最初はそのままで食べ、途中から、横に添えた季節のかんきつ(今の季節は甘夏)を搾って食べてみてください。
では、まずは杏仁豆花から。甘い杏仁シロップにくるまれた濃厚な豆乳の味が、口の中に優しく広がって、これは至福の時間です!! もう一つの甘酒蒸餅もいただきます。うわぁ、ふわっと軽くておいしい!! しかも、この爽やかさ。長門ゆずきちの特長である爽やかでまろやかな酸味がとてもマッチしているんですね。そして甘夏を搾ると…、あっ、ジューシーになって、これもイイ。蒸しパンというちょっと懐かしい食べ物に新しさが加わり、リニューアルされた長門湯本温泉にぴったり!! パクパク平らげちゃいました。温泉も、ヘルシーでおいしい食事も楽しめて、きょうは満足、満腹。ごちそうさまでした!!

【取材を終えて…】

新しくなった恩湯は、市営事業が終了した恩湯を自分たちで守ろうと、地域の若手経営者さんたちがプロジェクトを進めてリニューアルしたもの。歴史と思いが詰まった温泉です。恩湯食にも、そうした思いや創意工夫が詰まっていて、心地よい時間を過ごすことができました。地元食材の魅力を生かした新しい料理、最高!! また、長門湯本温泉では、近年、スイーツも楽しめるカフェギャラリーやテイクアウト専門店なども誕生しています。川床(かわどこ)で山口県の地ビールや軽食などを楽しむこともでき、それらのお店をまとめた「たべるマップ」なるものも。川音を聴きながらの散歩や買い物も楽しくて、気付けば心まで緩んでしまい、かなりの出費!! ま、いいか(笑)。新しくなった長門湯本温泉。あなたもぜひどうぞ。