トップページ > 2020年9月25日 道の駅とりっぷ
道の駅とりっぷ

山口市|仁保の郷

「鉄道に駅があるように、道路に駅があってもいいのでは」
ある会議で山口県からの参加者の提案で生まれた道の駅。今やただの休憩所ではなく、ドライブの目的地になるほど個性豊かな道の駅が多く誕生しています。そんな山口県の道の駅の今をご紹介!
今回は「仁保の郷」にお邪魔してきました。
仁保の郷外観の写真

仁保の郷外観

ウッドデッキの写真

広~いウッドデッキ

こども広場の写真

こども広場

山口市中部の中山間地域、仁保。この周辺は、山口県のほぼ真ん中に当たります。豊かな自然の中に、衛星通信施設の巨大なパラボラアンテナが立ち並び、独特な景観をつくっています。清流・仁保川の水で育つ「かじか米」、モモやブドウをはじめ、豊富な種類の農産物の栽培が盛んです。
そんな中で、「仁保の郷」はひときわ目を引くモダンで大きな建物です。山口市内外を、そして都市部と中山間地域を結ぶ交流拠点として、多くの人に利用されています。建物の前にはイベントスペースとしても利用される広大なウッドデッキ。また、裏手にはこども広場があり、大きな遊具が備わっています。
建物内観の写真

建物内観

情報コーナーの写真

情報コーナー

道の駅仁保の郷のスタンプの写真

道の駅仁保の郷のスタンプ

農産物の名前が英語で書かれた壁の写真

壁一面に何やら…農産物の名前が英語で書かれています

農産物の名前が漢字で書かれた窓ガラスの写真

窓ガラスには漢字で…右から、インゲン、エダマメ、アズキ、ダイズ、次の「大角豆」は……ササゲと読みます

外から見たとおり、建物の中は広く、天井が高い! また、外壁の多くがガラスになっているため、自然光の明るさがたっぷりと感じられます。博物館を思わせる近代建築ですが、吹き抜けの二階を支える柱などに、木のぬくもりが感じられます。
壁に何やら農産物の名前が英語表記でいろいろ書いてあります。kiwi(キウイ)、peach(モモ)、grape(ブドウ)、うん、分かるよ! なになに、kumquat、balsam pear、buckwheat flour…何だこれ? 調べてみると、キンカン、ニガウリ、ソバ粉だと分かりました。また、窓ガラスには農産物を現す漢字がたくさん並んでいます。胡瓜(キュウリ)、蕗(フキ)、牛蒡(ゴボウ)…うんうん、読めるぞ! ん…? 大蒜、赤茄子、和蘭芹? さっぱり分からん! 調べると、ニンニク、トマト、パセリだと分かり、思わず「へえーっ!」と声が漏れます。勉強になりますね!

新名物「ストリートピアノ」

ストリートピアノの写真

二階に設置された「ストリートピアノ」

女性がストリートピアノを弾く様子の写真

とても心地よい音です

吹き抜けの二階には、ピアノがあります。今年の7月に近隣の方から寄贈されたもので、「ストリートピアノ」として、誰でも弾けるよう設置されました。建物の音響が素晴らしく、間近で聴いても良い音なのですが、一階で聴く音は程よく角が取れ、心地よいお買い物BGMになります。また、ピアノ教室の発表会などにも利用され、10月いっぱいまでは毎週日曜日に「日曜ピアノ♪」と題して、地元のプロピアニストによる演奏会も行われています。
アマビエの置物の写真

アマビエの置物がズラリ!

修道院で手作りされているスリッパの写真

修道院で手作りされているスリッパ

まずは民芸品のコーナーから。最近注目の「アマビエ」がズラーっと並んでいます。小さくてかわいい置物に、無病息災を祈りました。そして、地元の修道院で手作りされているスリッパ。厚手の素材で、暖かくて、足音も静か。フィット感がとてもよいそうです。
ももジャムの写真

「仁保田舎のべっぴんさん」たちが作った「ももジャム」

ダイコンジュースの写真

ダイコンジュースの「のんただいこん」

陳列されているスイーツの写真

スイーツがズラリ!

にほぷりんの写真

にほぷりん

酒コーナーの写真

ワイン、日本酒、芋焼酎。仁保のブドウ、米、サツマイモがお酒でも味わえます

仁保の郷せんべいの写真

仁保の郷せんべい

仁保の農産物を使った加工食品が数多く置かれています。濃厚でぜいたくな「ももジャム」は仁保のJA女性部の有志の方々、通称「仁保田舎のべっぴんさん」が立ち上げた工房で手作りされています。他にも、スイーツやお酒など、味、デザイン、アイデアに優れた製品が勢ぞろいしています。
パン工房の写真

パン工房

陳列されているパンの写真

おいしそうなパンが並んでいます

お弁当・総菜店外観の写真

お弁当・総菜店

山賊むすびの写真

山賊むすび

テナントも入っており、パン工房は、パンの良い匂いに包まれながら、作っている様子をガラス越しに見ることができます。人気商品は「山形食パン」。山口なのに…と思いましたが、「山の形の食パン」という意味ですね。また、仁保の米や野菜を盛り込んだ唐揚げ弁当をテイクアウトで提供するお弁当・総菜店が8月にオープン。おいしいお米に5種類の具が入った「山賊むすび」は、かじる場所によって違う味が楽しめます。
「ミユキ」という品種のメダカの写真

「ミユキ」という品種のメダカ

キンギョの一種・ランチュウの写真

キンギョの一種・ランチュウ

メダカやキンギョも販売されています。近隣に育成の達人がおられるとのことで、この方が独自に配合されたエサも販売されていました。メダカの飼育は比較的簡単ということで、お子さんたちに人気だそう。

新鮮野菜はこちらで!

仁保いろどり市外観の写真

仁保いろどり市

仁保いろどり市内観の写真

採れたて新鮮!

仁保ぶどうの写真

仁保ぶどう

キクの写真

鮮やかで美しいキク。これも仁保の特産品です

農産物直売所「仁保いろどり市」では新鮮野菜・果物がズラリと並んでいます。ブドウなどの特産品はもちろんですが、仁保ではキクの栽培が盛んだそうで、とても鮮やかな花が販売されていました。一体、仁保には名産・特産品がいくつあるんだ…?
仁保きゅうりの写真

超巨大な「仁保きゅうり」

仁保きゅうりと通常サイズのキュウリとの比較写真

通常サイズのキュウリとの比較です

7品種のカボチャの写真

いろんな形、色。これ全部カボチャです!

ユニークな野菜をご紹介しましょう。「仁保きゅうり」は超巨大! 味は変わったものではないとのことですが、浅漬けや酢の物のキュウリのスライス一枚一枚が超デカい…なんてことを想像すると面白い。また、カボチャの種類が豊富で、取材時は7品種が販売されていました。黄色い皮の「コリンキー」、ひょうたん形の「バターナッツ」などの変わり種は、カボチャとは思えない姿です。

仁保ならではの味をいただきましょう

レストラン外観の写真

レストラン外観

レストラン内観の写真

レストラン内観

雷豆腐定食の写真

雷豆腐定食

雷豆腐の写真

すごいボリューム!

新樹定食の写真

新樹定食

豆腐アイスの写真

豆腐アイス

レストランにやってきました。創作料理レストランと銘打つだけに、仁保ならではの食材を使った、オリジナリティあふれる料理が楽しめます。
まず、「雷豆腐定食」。思わず「デカっ!」とつぶやいてしまう豆腐は、円形で、表面はきつね色。ザルに入れて油で揚げることでこの形と色になるそうで、この揚げる時の音が激しくて雷のようだ、ということで「雷豆腐」と命名されたそうです。外はカリッと、中はふんわり、口当たりはなめらか。ボリューム満点ですが、食べ飽きないように、ダシしょう油とポン酢しょう油の二種類のタレが付いています。他の小鉢も一つ一つがおいしくて、満足すること間違いなしです。
そして「新樹(しんじゅ)定食」。ジューシーな焼きサバとさっぱりした酢飯が合う「焼鯖寿司」と、のど越しにソバ粉の風味がフワッと鼻に抜ける「十割そば」、レストラン自家製のとろける「おぼろ豆腐」のセットです。
この後ソフトクリームを食べるのに、ついつい注文してしまった「豆腐アイス」は、さながら豆乳のシャーベット。シャリっとした食感に黒蜜がコクのある甘さを加えます。
ソフトクリームの写真

ソフトクリーム

休憩スペースの写真

休憩スペース

別腹の果てしないキャパシティーに自らおののきつつ、ソフトクリームを注文しました。地元の農園の牛乳を使い、濃厚な風味が楽しめる一品。また、夏季は巨峰、冬季はイチゴ味、と違ったフレーバーが味わえるので、リピートしたくなります。レストランを出てすぐ、販売スペースとの間の休憩スペースは、高い天窓があって開放感満点なので、ここでゆっくりいただくことにします。
仁保の名産・特産品と農家の方々の熱意が結集した道の駅「仁保の郷」。買い物や食事に良し、景観良し、憩いの時間を過ごすのも良し、お出かけ先に迷ったら、ぜひ道の駅仁保の郷を目指してみてください!
仁保の郷の地図
住所山口市仁保中郷1034
TEL083-929-0480
営業時間8時30分から17時まで
レストランは10時から17時まで
定休日毎週水曜日・12月31日から1月3日まで
アクセス中国自動車道 山口ICから車で約15分
周辺観光スポット
仁保駅に入ってきたSL「やまぐち」号の写真
所在地山口市仁保下郷
運行区間JR山口線新山口駅から津和野駅までの間
      TEL083-933-3204(山口線SL運行対策協議会事務局(山口県観光プロモーション推進室内))


仁保駅と、その次の篠目(しのめ)駅の間は峠になっており、往路の「山場」です。仁保駅は、SL「やまぐち」号が急こう配を上るための準備として、石炭の積み直しや給水作業が行われる駅です。
そのため、他の駅より長く停車するので、ホームに出てSL「やまぐち」号と記念写真を撮ったり、機関士さんのお仕事を見学したりできます。

嘉村磯多生家 帰郷庵の写真
所在地山口市仁保上郷2397番地1
TEL083-929-0433(嘉村磯多生家の会)


山口市出身の私小説家嘉村礒多の生家を活用した茅葺屋根の施設です。
礒多は明治30(1897)年に地主の長男として生まれ、昭和8(1933)年に35歳の短い生涯を閉じました。
生家周辺には彼の作品に描かれた田舎道や川魚の泳ぐ小川などの原風景が今なお残り、五右衛門風呂やかまどを使った料理、囲炉裏を囲んでの語らいなど古民家ならではの体験ができます。