トップページ > 2020年10月23日 道の駅とりっぷ
道の駅とりっぷ

阿武町

「鉄道に駅があるように、道路に駅があってもいいのでは」
ある会議で山口県からの参加者の提案で生まれた道の駅。今やただの休憩所ではなく、ドライブの目的地になるほど個性豊かな道の駅が多く誕生しています。そんな山口県の道の駅の今をご紹介!
今回は「阿武町」にお邪魔してきました。
阿武町外観の写真

阿武町外観

「全国道の駅発祥の地」にちなんだシンボルタワーの写真

「全国道の駅発祥の地」にちなんだシンボルタワー

宇田郷・福賀・奈古の三地区の「イイトコ」を紹介する看板の写真

宇田郷・福賀・奈古の三地区の「イイトコ」をご紹介

山口県北部に位置する阿武郡阿武町。海に面した奈古(なご)地区、宇田郷(うたごう)地区、山あいの福賀(ふくが)地区からなります。ウニ、ワカメ、アカナマコなどの海産物、キウイフルーツ、スイカ、ナシなど農産物が特産。
そんな海の幸山の幸が集まる道の駅阿武町。敷地には「全国道の駅発祥の地」と書かれたシンボルタワーがあります。平成5(1993)年の道の駅制度開始時に認定第一号を受けた全国103カ所のうちの一つですが、制度開始前の平成3(1991)年と平成4(1992)年の社会実験から参画している老舗中の老舗。平成26(2014)年のリニューアルを経て、まだまだ進化し続ける道の駅阿武町は、日本海海岸をJR山陰本線と並走する国道191号沿いにあります。

夫婦島の絶景に愛を誓おう

幸せのモニュメントの写真

幸せのモニュメント。向こうには女鹿島(左)と男鹿島(右)が見えます

恋愛成就祈願のボードの写真

恋愛成就祈願のボード

海岸に設置された双眼鏡の写真

双眼鏡も設置されています

お天気に恵まれたので、まずは外回りから見てみましょう。海側に回ると…うわあホントに海がすぐそこ! 正面には女鹿島(めがしま)と男鹿島(おがしま)が見え、夫婦に例えられるこれら二つの島をモチーフにした鐘「幸せのモニュメント」には、「円満祈願」と書かれています。そばには「Forever Love」と書かれた恋愛成就祈願のボードがあり、願いを込めた絵馬がたくさん掛けられていました。絵馬は男鹿島にある鹿島神社に奉納されるとのこと。
海側の休憩スペースの写真

海側の休憩スペース

阿武川流域の間伐材を使用したベンチの写真

阿武川流域の間伐材を使用したベンチ

建物は床、柱、壁など地元産の木材をふんだんに使用しており、とても居心地が良いです。建物の海側に設置された休憩スペースで、ベンチでくつろぎながら海の眺めを楽しんでいると…動きたくなくなりました。イカン、取材取材!
日本海温泉「鹿島の湯」の写真

日本海温泉「鹿島の湯」

温水プール外観の写真

温水プール

道の駅の建物には温泉が、敷地内には温水プールが併設されています。もちろん温泉からは、海が見えるようになっています。美しい夕日を眺めながらゆったりお風呂、なんてぜいたくですね!

魚! フルーツ! 肉!

直売所の写真

直売所

情報コーナーの写真

情報コーナー

道の駅阿武町のスタンプの写真

道の駅阿武町のスタンプ

鮮魚売り場の写真

人でにぎわう鮮魚売り場

鮮魚売り場に並ぶカサゴ、ノドグロなどの写真

うわっ…この高級魚、安すぎ…?

キジハタの写真

「幻の高級魚」キジハタ

「阿武前寿し」のコーナーの写真

「阿武前寿し」のコーナー。のれんが粋!

板前さんがおすしを握る様子の写真

板前さんがその場で握っています

建物の中心部は、広い直売所です。入ってすぐ、鮮魚を求める人たちのにぎわいに驚きます。毎朝、近くの漁港から新鮮な魚が豊富に届けられ、しかもノドグロ、カサゴ、キジハタなど、普段なかなか食べられないなーという高級魚も驚きの安さ! 見る見るうちに売れていきます。
キジハタといえば、幻の高級魚ともいわれますが、阿武町にある山口県外海第2栽培漁業センターで、種苗の量産・放流を行っており、やまぐちブランドにも登録されています。阿武町の看板魚といえるかもしれません。
また、直売所の一角には「阿武前寿し(あぶまえずし)」ののれんが。土日限定で、板前さんがその場で握ったおすしを販売しています。
キウイフルーツ売り場の写真

キウイフルーツ売り場

ジュレの詰め合わせの写真

ジュレの詰め合わせ

「あぶれーぬ」の写真

阿武町のフルーツジャム+マドレーヌで「あぶれーぬ」

キウイやナシのドライフルーツの写真

キウイやナシのドライフルーツ

陳列されたジャムの写真

キウイなど色とりどりのジャム

キウイをあしらった手ぬぐいの写真

キウイをあしらった手ぬぐいまで!

フルーツが特産なのは冒頭でご紹介した通り。取材時は10月初旬。特産の一つ、キウイフルーツの旬なので、たくさん販売されていました。とはいえやはり季節もの。一年中食べられるわけではありません。だがしかし! ジュース、ジュレ、ジャム、ドライフルーツ…などなど、キウイをはじめ、ナシ、甘夏、ビワ、スイカなどを使った加工品があちらを見ても、こちらを見てもビッシリ並んでいます。加工品の材料として珍しいものが多く、パッケージもおしゃれで、お土産にも良いですね!
無角和牛肉の写真

無角和牛肉。ブロックやスライスで販売されています

無角和牛カレーの写真

無角和牛カレー

また、阿武町はブランド牛「無角和牛」の産地。名前の通り角が無い、貴重な品種です。和牛独特の風味があり、肉質は柔らかく、脂肪分が少ないということで、ヘルシーさでも注目されています。出荷量が少なく、県内でも販売店は多くないので、こちらに訪れた際はぜひ!

ここまで見て、食べないわけにはいかないでしょう

レストラン入り口の写真

レストラン入り口

レストラン内観の写真

レストラン内観

レストランから見る眺めの写真

レストランから見る眺め

鹿島定食の写真

鹿島定食

無角和牛入りハンバーグ定食の写真

無角和牛入りハンバーグ定食

ハンバーグを箸で割る様子の写真

ハンバーグの中身はふっくら

まずは海の幸づくしの、「鹿島定食」。刺身の盛り合わせと魚の煮付けのダブルヘッダーです。刺身の新鮮さは言うまでもないでしょう。甘いしょう油とワサビを少々でいただきます。煮付けの方は、アラカブ(カサゴの一種)が甘〜く煮付けられていて、白いご飯にワンバウンドして食べるともう最高です。もちろんワンバウンドさせたご飯も頬張ります。
そして山の幸は「無角和牛入りハンバーグ定食」をチョイス。丸っこくて厚みのあるハンバーグですが、当然火はよく通っていて、でも柔らかく、ふっくらしています。トマトの形を残し、酸味のきいたソースがベストマッチで、ご飯が進みます。
キウイジュレソフトクリームの写真

キウイジュレソフトクリーム

「ねぎたこ」の写真

近海のタコを使ったたこ焼き「ねぎたこ」

パン工房の写真

パン工房

蒸気船まんじゅうの写真

蒸気船まんじゅう

デザートはキウイジュレソフトクリームをいただきました。キウイのジュレはもちろん阿武町産。キウイの酸味とバニラソフトの甘みのマリアージュ! 果肉感もいい感じです。販売しているお店ではキウイの他、ナシやスイカなどを使った季節限定のジュースなどを味わえますよ!
この他、近海のタコを使ったたこ焼き屋さん、パン工房があります。また、ユニークな「蒸気船まんじゅう」も名物です。こちらのお店は道の駅の改修工事のためお休みですが、11月には営業再開される予定です。
そして、令和3(2021)年秋には、道の駅の隣接地にキャンプ場がオープン予定です。阿武町産のおいしい食材を食べながら美しい海辺でキャンプ、楽しみですね!
阿武町の地図
住所阿武郡阿武町奈古2249
TEL08388-2-0355
営業時間10時から18時まで
レストランは10時から20時まで
定休日年末年始
アクセス萩から国道191号を益田方面へ車で約20分
JR山陰本線奈古駅から徒歩約10分
周辺観光スポット
惣郷川橋梁の写真
所在地阿武郡阿武町大字惣郷10824番2地先
      TEL08388-2-3111(阿武町役場まちづくり推進課)


惣郷川橋梁は昭和7年に完成したJR山陰本線にかかる全長189メートルの鉄道橋です。日本海の波打ち際に滑らかな曲線を描く優れたデザインの高架橋です。海に沈む夕日を背に走る列車の姿は、巨匠が描く風景画のような感動的な美しさです。海からの景色も、また橋からの景色も美しいことから、撮影ポイントとして鉄道ファンからは高い人気です。

北長門海岸国定公園の写真
所在地阿武郡阿武町海岸部全域
      TEL08388-2-3111(阿武町役場まちづくり推進課)


萩市、阿武郡阿武町、長門市、下関市豊北町の日本海の海岸線一帯が国定公園に指定され、阿武町は全域が対象となっています。隆起と沈降を繰り返したため、海岸線は屈曲に富み、海食景観が見ものです。