トップページ > 2020年10月23日 食レポ!!やまぐち
食レポ!!やまぐち

岩国市編 つまんでちょんまげ

山口県の各地域の新しい食、気になる食をレポート!! 第5回は岩国市編です。岩国市では10月から、岩国のお土産統一ブランド「つまんでちょんまげ」の本格販売をスタートしました。そのキャッチーなネーミングと、“徳利(とっくり)のちょんまげ”がトレードマークの侍のキャラクターがなんともユニーク!! どんなものなのか知りたくて、プロジェクトに取り組んでいる方たちに話を聞きに岩国市へ行ってきます!!
取材をするきらりんのイラスト
錦帯橋の写真

橋の向こうにかつて藩主の館があり、手前が城下町でした

「つまんでちょんまげ」のチラシの写真

「つまんでちょんまげ」。略して「つまちょん」!

「つまんでちょんまげ」。どういう経緯で誕生したんですか?
岩国市は山口県を代表する観光地の一つ。でも、観光消費額単価が少ない状況だったんです。そこで、世界的に知られる銘柄などもある岩国の日本酒のブランド力を生かし、岩国の特産品を使った日本酒に合うおつまみを、お土産として開発・商品化しよう、となったんです。平成30(2018)年に公募により選定された市内の事業者が商品開発に着手。翌年には、1カ月間、岩国錦帯橋空港「スカイショップアイアイ」で商品のテスト販売を行いました。その後、本格販売に向けて、レシピの改良などを実施。そして、全国各地で商品開発に携わってきたアドバイザーの提案を取り入れて開発した新商品も加わり、今年10月、13商品で本格デビューしたんです。
本格デビューした13商品。どんな特産品を使った商品なんですか?
使用している特産品は「岩国れんこん」「岸根(がんね)ぐり」「こんにゃく」「高森牛」「天然鮎」「由宇とまと」「わさび」など。それらを使った「岩国れんこんチップス」「岩国れんこん福神漬」「味わい栗きんとん」「おつまみこんにゃく」「天然鮎の甘露煮」「輪切りドライトマト」「こくうまわさび醤(ひしお)」「ゆず香る砂肝コンフィ」などの商品があります。
岩国出身の作家・宇野千代さんも愛した老舗のお漬物屋さんの写真

岩国出身の作家・宇野千代さんも愛した老舗のお漬物屋さん

「岩国れんこん福神漬」の写真

岩国れんこんの歯応えを楽しめる「岩国れんこん福神漬」

商品名を聞いただけでおいしそう。それに「日本酒が好き過ぎて、ちょんまげが徳利に!」という岩国城下町の侍がコンセプトのロゴマーク。いいですね!!
「つまんでちょんまげ」のラインナップの写真

岩国の日本酒に合う、岩国のおつまみシリーズ!

「つまんでちょんまげ」のロゴマークの写真

辛い顔、ノーマルな顔(?)、あまーい顔で、ちょんまげ!!!

甘い顔・酸っぱい顔・辛い顔など、五つのパターンがあります。商品の味の参考にしてください。
ホントだ!! 微妙に違ってる(笑)。面白いですね!! 商品開発アドバイザーの提案を取り入れて開発した新商品って、どんなものなんですか?
果実のような酸味と上質な甘みといわれる岩国の日本酒に、よく合うように甘く味付けした「高森牛と岩国れんこんのしぐれ煮」と「玄米甘酒ピクルス」の二つです。しぐれ煮は、高森牛と岩国れんこんを、岩国の蜂蜜屋さんのオリジナル商品クッキングハニー(蜂蜜に風味調味料や清酒を加えたもの)で煮込んだもの。ピクルスは、岩国の地酒の玄米甘酒に、岩国れんこん・わさび葉・ミョウガなどを漬け込んだもの。いずれも、アドバイザーが事業者の思いなどを聞き取り、アイデアからレシピまで提案して生まれたものです。今後も、商品開発アドバイザーによる提案を生かした新商品づくりに力を入れていきます。
「高森牛と岩国れんこんのしぐれ煮」の写真

蜂蜜屋さんから誕生した、他の特産品との初コラボ商品!!

玄米甘酒ピクルスの写真

岩国の酒蔵の玄米甘酒を使ったピクルス。彩り野菜がキレイ!

なるほど、これからも新商品の開発に取り組んでいかれるんですね。楽しみです! ところで、「つまんでちょんまげ」はどんなところで購入できますか?

岩国錦帯橋空港の「スカイショップアイアイ」をはじめ、県内6店で販売中です。今後、もっと増やしていく予定で、首都圏市場への進出にも取り組んでいきます。ご期待ください!!
岩国錦帯橋空港のショップ「スカイショップアイアイ」の写真

岩国錦帯橋空港のショップ。一番目立つところに「つまちょん」!!

金色のディスプレイや、お侍さんのフラッグの写真

金色のディスプレイや、お侍さんのフラッグが目印です


【取材を終えて…】

このプロジェクトに参加した、老舗のお漬物屋さんでは、従来、ダイコン・ニンジン・タケノコ・ワラビなど10種の野菜を使った福神漬を製造販売。今回のプロジェクトを機に岩国れんこんの比重を増やし、一層歯応えを楽しめるようにした「岩国れんこん福神漬」をデビューさせたそうです。また、岩国錦帯橋空港のショップでは、昨年のテスト販売が大好評で、本格販売が事前に報じられると、「去年買ってみておいしかったから」と、うっかり販売前に駆け付けた地元の方がおられたとのこと。特産品を前面に押し出し、地元の皆さんが連携しあうプロジェクトっていいですね!! さて、私は迷いに迷った末、事業者さんの思いが商品からびんびん伝わってきて、あれもこれもと買い込むことに…。それに…やっぱり日本酒も欠かせないでしょ、と購入。そして我が家で実食することに。ということで、今からいただきます! その前に、日本酒を杯にトクトクッと注いで…、おっとっと。うーん、いい香り。まずは、口の中でホロホロほどける高森牛と、ほっくりした食感の岩国れんこんの「高森牛と岩国れんこんのしぐれ煮」。濃厚な味が、ごはんのお供にもいいですねえ。次にパリパリ感が楽しい「岩国れんこんチップス」。手についたチップスの塩は、なめちゃいます。「ゆず香る砂肝コンフィ」は塩こうじで柔らかくなった砂肝と、こんにゃくの意外な食感のコンビネーションが面白い! そしてピクルスは、薄切りレンコンやニンジン、カリフラワーのシャキシャキ感や、昆布の味がしみこんだ甘酸っぱさが、いい。ああ、どれも日本酒をもう一口…と、口に運びたくなるおいしさじゃないですか。うーん、きょうの仕事はもうこれでおしまいっ。ん? 今回は食レポが少ない? 許してちょんまげ(笑)。