トップページ > 2020年12月25日 やまぐち体験部
やまぐち体験部

萩市|人力車で萩の街巡り&重要文化財で抹茶体験

皆さんは、「山口県」といえば、何を思い浮かべますか? 「フグ」、「秋吉台」、「錦帯橋」…。
それだけ?! いやいや、山口県には他にも知ってもらいたい魅力が、各地域にたくさんあります!
そんな地元民がおススメしたい山口県の魅力を「体験」を通じてお届け♪
第2回は萩市で「人力車で萩の街巡り&重要文化財で抹茶体験」をしてきました!

菊屋家住宅外観の写真

菊屋家住宅外観

萩城下町の中心にある、「国指定重要文化財 菊屋家住宅」が受付場所です。今回は「やまぐち 遊び・体験 半額キャンペーン」を利用しての体験です。

歴史の街を風といっしょに感じる…人力車体験

人力車と車夫さんの写真

人力車。車輪が大きい!

人力車に踏み台を使って乗り込む様子の写真

踏み台を使って安全に乗り込みます

菊屋家住宅を人力車で出発する様子の写真

出発!

菊屋横丁の写真

菊屋横丁

まずは、人力車体験から。受付を済ませ、人力車に乗り込みます。自転車みたいな車輪がついていますが大きい! 高さはありますが、踏み台を使って安全に乗れます。膝には毛布をかけていただきます。生まれて初めての体験なので、とてもワクワクします!
出発したらすぐに左に曲がり、「菊屋横丁」を軽く一往復。萩名物・夏ミカンがある撮影スポットで折り返します。菊屋家住宅の「なまこ壁」と呼ばれる格子模様の外壁が印象的。あ、これ、萩市の観光ポスターで見る景色だ!
人力車から見た眺めの写真

人力車から見た眺め

安全に配慮しながら進む様子の写真

安全に配慮しながら進みます

夏ミカン畑の写真

夏ミカン畑。萩市と夏ミカンの深いつながりについて話していただきました

菊ヶ浜にほど近い道の写真

菊ヶ浜にほど近い道。まるで山に向かってまっすぐ伸びているように見えます

乗り心地の印象は、とにかく揺れが少なくて心地良い! 視線が高くなるので、景観の見え方も普段と違います。また、車夫の方が常に安全に気を配られていることが伝わります。
元の道に戻り、萩城跡の方向へ。堀内地区に向かいます。
菊屋家住宅の周辺が商家だったのに対して、この周辺は武家屋敷が立ち並んでいたそうです。城下町ならではの町割りのせいか、立派な白壁や石垣がどこまでも続くように感じられてきます。
途中に夏ミカン畑を見ながら、菊ヶ浜の海岸へ向かいます。
松林を抜けて菊ヶ浜へ向かう様子の写真

松林を抜けて菊ヶ浜へ

笠山の写真

奥に見えるのは小さな火山・笠山(かさやま)

菊ヶ浜で車夫さんから説明を受ける様子の写真

左手には指月山。人力車から眺める海…なんとぜいたく!

菊ヶ浜です。今日はお天気も良く、波もおだやか。椿群生林で有名な、標高112メートルの小さな火山・笠山(かさやま)や、萩城跡のある指月(しづき)山を一望できます。
 
車夫さんは、所々で車を止めて、ガイドをしてくださいます。説明はとても分かりやすく、また、温かい人柄が伝わってくる語り口。「大変なお仕事でしょう。」と尋ねると、「人力車のメンテナンスと体調管理に気を付けるくらいですよ。」とのこと。
北の総門の写真

平成16(2004)年に復元された北の総門。城下町から萩城三の丸に入るための門の一つ

萩博物館そばのお濠の写真

萩博物館そばのお濠。もうすぐ旅も終わりです。この道を利用して…

人力車が本来のスピードで走る様子の写真

本来のスピードで

本来のスピードで走る人力車からの眺めの写真

速い!

人力車の旅も終わりに近づきました。実は、取材のために走るペースを落としてもらっていたのですが、「本来のスピードで走ってもらえますか?」とお願いしてみました。もちろん安全に配慮されていますが、速い! しかも驚いたのは、このスピードでも揺れをあまり感じないこと。人力車の高性能を実感しました。
人力車から踏み台を使って降りる様子の写真

降りる時も安全に

体験者と車夫さんの写真

ありがとうございました!

菊屋家住宅に戻りました。
今回はおまかせコースでしたが、ある程度、行き先の要望にも応えてくださるそうです。
楽しかった! 違うコースでまた乗りたいです。

和の心を知る…抹茶体験

講師の方と話す様子の写真

講師の方とお話

今度は、立派な庭園が見える「新座敷」で抹茶体験です。
少し緊張していたのですが、講師の方の「堅苦しいものという先入観を無くして、気軽にお茶を楽しんでもらいたい」というお話を伺って、気持ちがほぐれてきました。
お茶の道具一式を並べる様子の写真

道具一式を並べます

南部鉄瓶の写真

南部鉄瓶

お盆にまとめられた道具を配置するところから始まります。萩焼の茶碗(わん)の他は、抹茶をすくうさじ「茶杓(ちゃしゃく)」、お湯を注いだ抹茶を混ぜて泡立てる「茶筅(ちゃせん)」などなど。名前、知らなかったなー!
また、お湯はポットに入っているのですが、これとは別に立派な南部鉄瓶が置かれています。鉄瓶を炭火にかけて沸かしたお湯は、味が柔らかくなるそうですが、建物の中で火の使用は控えているそうで、「雰囲気を感じてもらいたいのと、伝統工芸品を紹介する目的で、置くことにしているんですよ。」とのこと。
講師が丁寧に教えてくださる様子の写真

丁寧に教えてくださる講師の方

茶碗にお湯を行きわたらせて温める様子の写真

茶碗にお湯を行きわたらせて温めます

茶碗の「正面」を探している様子の写真

茶碗の「正面」を探しているところ

茶碗に抹茶を入れる様子の写真

抹茶を入れて

お茶を混ぜる様子の写真

お湯を注いだら、ダマにならないように混ぜます

お茶を泡立てる様子の写真

うまく泡立ったかな

実際にお茶を点(た)てていきます。おおまかに、一度お湯で茶碗を温める、そのお湯を捨てて茶巾(ちゃきん)で拭く、茶碗の「正面」を見る、抹茶を入れる、お湯を注いで茶筅で混ぜ、泡立てる、といった流れ。講師の方が手順・作法を一つ一つ丁寧に教えてくださいますが、あくまで「自由に、気軽に楽しんでください」というスタンス。
夏ミカンの砂糖漬けと外郎の写真

夏ミカンの砂糖漬けと外郎(ういろう)

夏ミカンの砂糖漬けを食べる様子の写真

おいしい!

お茶を飲む様子の写真

お茶をいただきます

お茶を飲み終えた様子の写真

おいしい!!

いよいよお茶をいただきます。口をつける前に茶碗の向きを変えて「正面」をよけます。これが「茶碗をまわす」といわれているものですね!
そしてお茶のお味は…細かいことは言いません! とにかくおいしい!!
勝手な解釈ですが、きれいな庭園、静かな空間、道具や作法の一つ一つ、そしてお菓子の甘さが、すべてここにつながっていたのか! と、深い感動とポカポカする気持ちを同時に感じました。
萩焼の写真

萩焼の産地・萩市で、萩焼でお茶をいただく、これもすてきなことですね

足がしびれて立てない体験者の様子の写真

足が…ビリビリビリ…

「何かと慌ただしい日常の中で、お茶を点てることで心のゆとりを感じてもらえたら」とおっしゃる講師の方。この、人力車体験と抹茶体験のカップリングについても、「萩の歴史と文化を通じて、特に若い世代に、気軽に楽しみながら『和』の良さを知ってほしい」という思いで始められたそう。なるほど、お茶をはじめ、和の文化の良さというのは、心のありようを考えるところかもしれないと思いました。とても心地良く、リフレッシュできる時間でした!
さて、帰りましょう、と思ったら足が…。講師の方が再三、「足はしびれてないですか? 無理なさらず崩されてもいいですよ。」と気にかけてくださっていたのに! 足のしびれを忘れるぐらいお茶を楽しんでいた、ということで…。

菊屋家住宅のご紹介

本蔵の写真

本蔵。2種類の萩の古地図や雲谷(うんこく)派の画家・雲谷等澄(とうちょう)の屏風絵などが展示

釜場の写真

釜場。当時のおひつなどが展示されています

帳場と電話室の写真

商家ならではの帳場の隣には県内でも最初期に設置された電話が

金蔵の写真

金蔵。いつしか見学者が願掛けに(?)お金を投げ込むようになったそう(通常は撮影禁止ですが、許可をいただいています)

萩藩随一の豪商・菊屋家の住まいを江戸時代から今に伝える菊屋家住宅。主屋、本蔵、金蔵、米蔵、釜場の5棟が国指定重要文化財に指定され、約2000坪の敷地の約3分の1が現在公開されています。また、新緑の映える4月末から5月中旬、紅葉の美しい10月末から11月末にかけては、広大な庭園が特別公開されます。
書院座敷から景色を眺める様子の写真

お殿様の駕篭(かご)を迎えた書院座敷。お殿様の見た景色を同じ目線で眺めます

今回体験したプランはこちら!

菊屋家住宅の地図
 
体験料9,000円(税込)
やまぐち 遊び・体験 半額キャンペーン利用で半額
体験時間約1時間40分
受付場所国指定重要文化財 菊屋家住宅
住所萩市大字呉服町1-1
TEL0838-22-0005(公益財団法人菊屋家住宅保存会)
開館時間10時から17時まで(入館は16時45分まで)
定休日12月31日
駐車場5台(無料)。または萩博物館有料駐車場・中央公園有料駐車場を利用してください。詳しくは菊屋家住宅までのアクセスで確認してください。