トップページ > 2021年1月22日 やまぐち住んで民?
やまぐち住んで民?

移住経験者に聞きました

移住された方に、移住のきっかけや、やまぐち暮らしの良さを語っていただくコーナーです。
静岡から周防大島町に移住し、自家焙煎コーヒー豆専門店をオープンされた藤本純(ふじもと じゅん)さん・司(つかさ)さんご夫妻。「せっかく移住するなら好きなことを仕事にしたい」と創業された藤本さんご夫妻に、移住後の生活や今後の夢などを伺いました。

―それぞれの暮らしやすい形があって、それを選びやすいのが「田舎」なのかなと思います。―
周防大島町|藤本純さん・司さんご夫妻 後編

藤本純さん・司さんご夫妻の写真

周防大島町でコーヒーショップを開いてみてどうですか?

純さん) コーヒー文化が島に根付いていることに、ショップを開いてみて気が付きました。周防大島町には移民の歴史がありますよね。昔はハワイに移住した親戚からコーヒーが贈られてきたりしていたそうなんです。
開店当初は、「観光客がメインの客層になるのかな」と思っていたのですが、始めてみたら地元の方が常連になってくれました。
司さん) ご年配の方でも、休憩するときは「ちょっとお茶飲もうか」じゃなく「ちょっとコーヒー飲もうか」と話されているんです。土日は観光客の方が多いのですが、平日は地元の常連さんが来てくださるので、売上の差があまりないんです。普段使いで買ってくださって、ありがたいですね。
Café de Costa Rica(外観)の写真

暮らしはどうでしょう?

純さん) 海が近いのがやっぱりいいですね。静岡では海まで車で30分ぐらいかかりましたが、ここでは歩いて数分。子どももあっという間に野生化してしまいました。(笑)
司さん) そう、子どもたちはどんどんなじんでいきましたね。「自然が近いってやっぱりいいな」と思います。街中だとわざわざ連れて行かないといけないけれど、ここでは勝手に遊んでくれるので。
純さん) 今年はコロナがはやって、「どこにも行けない」みたいなこともありましたけど、島の生活は比較的自由だったので良かったですね。

今後の展開について

純さん) このチャレンジショップは期間限定なので、場所を変えてこれからも島の中でお店を開こうと思っています。
かつて祖父母のみかん畑の一部だった土地を、コーヒー畑として開拓しているので、併せて頑張っていきたいです。
司さん) 私は、「せっかく移住したのに、仕事に追われるのももったいない」と思っていて。コロナの影響で夫がしばらく土日休みだった時期に、久しぶりに家族で過ごす時間が取れたんです。今後の生活を考えるきっかけになったなと思います。
コーヒー畑の写真

最後に、山口県への移住を考えている人たちへメッセージをお願いします

純さん) 自分のやりたいことがはっきりしていれば、すごく暮らしやすい所だなと思います。「なんとなく、土いじりしながらのんびり暮らしたい」という方も多いのですが、やっぱり仕事はしないといけない。そういった暮らしの輪郭がはっきりしてくるといいかなと。
司さん) 私は逆に、周防大島町に移住するタイミングで、フリーランスから会社勤めになったんです。だから、「田舎暮らし=独立」というわけでもないかなと思うんです。
知らない土地で不安なことも多い中、就職して生活のサイクルを落ち着けてから、環境になじんでいく、という方法もありだと思います。
純さん)「田舎暮らしになったから農業しなきゃ」というようなことは全然ないです。それぞれの暮らしやすい形があって、それを選びやすいのが「田舎」なのかなと思います。
司さん) ただ、車の運転はできるようになっていた方がいいですね。(笑)

藤本 純さんのプロフィール写真

藤本 純さん

ふじもと・じゅん/周防大島町在住 Café de Costa Rica

広島県出身。東京で妻と出会い、結婚を機に妻のふるさとである静岡県で暮らす。子どもと共に周防大島町の祖父母のもとを訪れたことをきっかけに、移住を考え始める。同じ頃、コーヒー焙煎で創業。2019年、周防大島町の「道の駅サザンセトとうわ」で、自家焙煎コーヒー豆専門店をオープン。